君だけに夢をもう一度 15の心
父親が冷静になった。

「友達から連絡あったぞ。仲間が待っているんじゃないか・・・・・・? 早く行ってやれ」
父親は正和の顔を見ずに言った。

正和は、時計を見るとコンサートの開催時間まで2時間前だった。

正和は、竹中の家に向かうため、急いで姉の車に乗りこもうした。

「山本君! 」
真紀子が引き止めた。

「いろいろ、ありがとう」
一言、真紀子が礼を言う。

正和が、真紀子とのキスのことを思い出した。
少し恥じらう気持ちを隠すように、笑みを見せて車に乗り込んだ。





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