君だけに夢をもう一度 15の心

小田との出会い ①

1984年8月。

『受験に奇跡はない! 』
と、黒板の上に大きなスローガンが書いてある。

正和は、高校受験のため天神にある学習塾に通った。

竹中と同じ高校を受験しようと決めたが、その高校を受験できる学力はなかった。

そのため、親に頼んで学習塾に行かせてもらうようにした。

両親は、やっと勉強をしてくれる我が子を見て泣いて喜んだ。

学習塾は、竹中も通っているため、自分もそこに決めた。

そこの学習塾は、希望校の合格率が高いことで有名だった。







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