君だけに夢をもう一度 15の心
次の日の夕方。
正和が学習塾に出向くと、小田が先に来ていた。

正和は小田の横に座った。

「さっき、君の友達の竹中君から話しを聞いた」
小田が正和に話しかけた。

正和は、竹中が早くも小田に近づいたことがわかった。

「勉強を教えてほしいって言われた」

「そのことなんだけど・・・・・・」
正和は、小田は承知しないだろうと思っていた。

「自分でよければ協力するよ」

「えっ!? 」
思いもよらない小田の返事だった。

「いいのか? 」
「あぁ、わからないことがあったら、遠慮なく聞いてきてくれ」

「ありがとう」
正和は、小田に礼を言いながら、竹中は、どうやって小田を説得したのか疑問だった。






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