君だけに夢をもう一度 15の心
小田は赤面している。
そのまま、何も言わず竹中の前を通りぬけて部屋を出た。

「どうしたんだ? 赤い顔して・・・・・・」
竹中が小田の後ろ姿を見て、正和に尋ねた。

「トイレに行きたいらしい」

「漏れそうだったのかな」
竹中が、笑いながら納得したように言った。

「どうしたんだ? 」
正和が、竹中が訪ねてきた訳を聞いた。

「小田君との約束のものを持ってきたんだ」
竹中が袋から、女性雑誌を取り出した。

「妹から言われたよ。男なのに女性雑誌なんて変態じゃないかって」

小田は、ちゃぶ台に雑誌を置いた。
雑誌は、三冊ほどだった。

小田が部屋に戻ってきた。
雑誌を見た小田は喜んだ。

その後、竹中も正和の部屋にいた。

竹中は、二人のそばでマンガ本を読んでいる。

小田は、竹中がいるようになって落ち着きを取り戻した。









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