君だけに夢をもう一度 15の心
「ねぇ、今から真紀子ちゃんのママがやっているお店に行きましょう」
小田が、二人を誘った。

「真紀子って・・・!? 」
竹中には、身に覚えのある名前だった。

「・・・・・・・」
正和も竹中と同じだった。

「中田真紀子ちゃんのお母さんのお店よ! 」

「えっ! 」
「えっ! 」
正和と竹中が同じように驚いたリアクションをした。

正和も竹中も、その名前を聞いた時、中学三年の文化祭のことが甦った。
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