もう一度名前を呼んでほしい
「おい、愛美!」

振り返った先には
これまで、避けてきた先生。

「はい……。」

「部活くらい真面目に来い!受験に響くぞ。」

「うるさい!」
気付いたら、廊下の真ん中で怒鳴っていた。

「!!愛美?」

「先生。私は"ツグミ"だよ!"マナミ"じゃない!字は同じでも……全く違う"ツグミ"だよ!」

「!!」
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