もう一度名前を呼んでほしい
「俺とマナミはお互いを本当に大切にしていた……」

想いが通じ合った日
先生は過去を話してくれたね。

親に反対されていても…
お互いは別れる気なんかなかった。

ある日駆け落ちしようと話した。
約束にマナミさんが先生にテディベアを渡した。
でも、前日、マナミさんの親に呼び出された先生に彼女の父親は言った。

「娘は生まれた時から許婚がいるんだ。娘もその彼と結婚した方が絶対幸せになれる。君は愛する人の幸せと自分の幸せ。どっちが大切なんだ?いくらでもやる。だから、もう娘には近づくな!」


悔しくて、でも…彼女の幸せは誰よりも願っていたいから、当日…先生は待ち合わせ場所に行かなかった。

後々、友達から聞いた話によると……

彼女は待ち合わせ場所に来なかった先生を探し、事故に巻き込まれた。

命は取り留めたが

今も眠っている………
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