タイムリミット


そして、准兄は必死に何かを書いていた。


涙を流しながら。


何を書いてるの…


そして、最期に微笑むと、准兄はその紙を封筒に入れた。


「手紙だったんだ…」


「君へのね」



え…?私への…手紙?


そして、准兄はどこからかロープを取り出し、天井にくくりつけだした。


私でも、何をするか分かるよっ…


「准兄っ!止めてっ准兄っ!ねぇ…准兄は生きてっ……私がいなくても負けないでよっ…准兄っ……」


私はその場に泣き崩れた。

准兄には死んでほしくない。


生きていて…ほしい。

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