タイムリミット

「准兄…っ」

花畑につくと、准兄は倒れていた。

でも、近づこうとしても近づけなかった。

「准兄っ…准兄っ…!」


私には叫ぶことしかできなくて。

なんで近づけないのかも分からない。

「遥ちゃん、まだ死んでないよ」

「えっ!?」


まだ、死んでないの!?

准兄はまだ生きている…?


「このままじゃ死んじゃうけどね」


軽く神様は笑った。


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