タイムリミット

「准兄っ!」


早く目が覚めてよ。


お願いだから、准兄っ。


私の願いが通じたのか准兄は私に気づいたようだった。


でも、近づけない。

まるで、昔の私と准兄みたいだった。


でもね、もう近づけないよ。

「准兄…なんでここにいるの…。准兄はここにいちゃいけないよ…」


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