5センチ。



 「気をつけて行っておいで!」



 私の背中に向かって叫ぶお婆ちゃんに“はーい”と言いながら駅に向かった。


 駅に着いた私は急いで電車に乗った。


 この時間を逃して次の電車を乗ると完全に遅刻。


 電車の本数が少ないから困るんだよね。


 そう思いながらガタゴトと揺れる電車。


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