坂口美里とガルダスト


「本日のメニューになります。」


 座った私たちに、お品書きを渡すアルマーニスーツたち。


 家の中でメニューが出るなんて、ビックリ以外の何物でもない。


 恐る恐る眺めてみるが……。


「何かいてあるのか、分からない。」


 正直に口に出る。


 そこに書いてある文字は、英語ですらなかった。


 異世界文字?


< 102 / 178 >

この作品をシェア

pagetop