坂口美里とガルダスト
「それだ、カオリ!」
私は大声をあげて、カオリの手をつかんだ。
きっと満面の笑みだったに違いない。
一番の問題は軍資金だったのだ。
そこさえ、解決できればなんとでもなるはずだったのだ。
こんな方法があったなんて。
私たちは、それから喜び勇んで、私たちはガルダストのコックピットの中で、綿密な計画を練った。
と、言っても、所詮は18歳と15歳の考える作戦。
たいした内容ではない。