坂口美里とガルダスト


「それだ、カオリ!」


 私は大声をあげて、カオリの手をつかんだ。


 きっと満面の笑みだったに違いない。


 一番の問題は軍資金だったのだ。


 そこさえ、解決できればなんとでもなるはずだったのだ。


 こんな方法があったなんて。


 私たちは、それから喜び勇んで、私たちはガルダストのコックピットの中で、綿密な計画を練った。


 と、言っても、所詮は18歳と15歳の考える作戦。


 たいした内容ではない。


< 173 / 178 >

この作品をシェア

pagetop