坂口美里とガルダスト
「な~んだ。ところで、その蛍光灯みたいなのは何?」
私が指差した先にあったのは、家の照明によく使われる、ドーナッツ型蛍光灯。
大きさが何型になるのかよく分からないが、この大きさが異常なのは考えなくても分かる。
私ぐらいなら、軽くくぐれるだろう。
「ああ、それな。そいつは家の近所に住んでいる魔女にもらったんだ。」
「え?」
おじさんの言い草に、隆が不思議な声を上げる。
「魔女!」
それに対して、私の好奇心センサーが反応して、声が大きくなる。