坂口美里とガルダスト

 私は、自然とガルダストを追って、足を動かしていた。


 もちろん、歩きなんかじゃ追いつかないから、全力疾走だ。


 上を見ながらでは危ないので、時々下を見ながら、歩く人たちを起用に避けて、信号なんかも車が来ないと判断したら、赤でもわたって、それでも、徐々に離れていくガルダストを見逃さないように、必死に追いかける。


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