坂口美里とガルダスト

 大きな広場。


 周りには装飾された銅像が立っており、国旗だと思える旗も何本も建っている。


 ある意味、あまりにも私たちのそっくりの世界において、そこだけは少し異なった世界観をかもし出していた。


 その中央で立ち構えるガルダストの胸のハッチが開いているのが見える。


 パイロットが出てくる!


 私は、興奮からそこに近づこうとすると……。


「すいません!ここから先は私有地のために、関係者以外は立ち入り禁止です。許可書か招待状はお持ちですか?」


 突然、近くにいた警備員に止められた。
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