スカイブルーの空の下
「なあ。気にしないでとか無理だろ」
「………ごめん」
「ひかるには自分の気持ち言ったのか?」
「え………?」
「瑛斗が好きなんだろ?」
サラッと言った龍は、やっぱり一番周りを見てるんだって思った。
「でも……瑛斗がっ……」
ダメだ。
瑛斗の名前が出てきた途端に涙が出てくる。
龍がアタシの頭をポンポンとした。
「瑛斗がどうした?」
「……ひかるの、…とこ行けって……」
「うん。」
「アタシのことは……っ…好きとか…そんなんじゃ…ないって」