スカイブルーの空の下



「美愛ちゃんよりあっちの子の方が良いよね」


思わず耳を塞ぎたくなって、視界が歪む。




門の所にいる瑛斗達にだんだん近付いてきて、自然と心拍数が上がる。





瑛斗と目が合って、思わず逸らしてしまった。
一緒にいた女の子は朝の子とは別の女の子だった。



「ねえ、瑛ちゃん。今日は一緒にいてくれる?」


すっごい甘ったるい声が聞こえたすぐ後に瑛斗の声がした。




「ああ。」




横を通る時に、偶然聞こえてしまった会話に胸が締め付けられる。




< 133 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop