スカイブルーの空の下




「はい、到着~」




「ありがとね。」




「おぅ。気にすんなよ、あれ」




きっと彼の言う¨あれ¨はさっき見た瑛斗のことで。




「別に、気にしてないよ」




そんな嘘だって丸分かりのことを言ってみせる。


「なら、良いんだけど!」



って、優しい龍だからそう言うことは分かってた。
アタシが嘘ついてるって分かってる。
だけど、プライドの高いアタシを立ててくれるんだって。




「あ、泣くなって伝言預かってる。」



クシャッとした笑顔で言う龍に泣きそうになる。



あー、いつからアタシはこんなに涙腺緩くなったんだろ。。



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