スカイブルーの空の下
あっという間に家についた。
アタシがバイクから降りると、
瑛斗もバイクから降り、ヘルメットを外した。
「今日からはもう、ずっと一緒にいれるから」
真っ直ぐな瞳の瑛斗に、言葉よりも涙が先に出てきて。
「泣くな、美愛」
って、優しく言われて、頭を撫でられると胸がキューってなった。
瑛斗に促されて家の中に入ると、ソファーに座った自分の横をポンポンと叩いていた。
「俺がいない間、どんだけ泣いた?」
なんて、冗談っぽく言う瑛斗。
「…いっぱい。」
フワッと瑛斗の香りに包まれた。