スカイブルーの空の下
「瑛斗、龍!!」
「おっ、美愛!」
「龍も一緒に待っててくれたの?」
何事もなかったように2人に話しかける。
「おー。瑛ちゃんと話してたら話がはずんじゃってさー。」
「そっか、そっか」
「じゃあお邪魔虫は帰りますー」
ヒラヒラと手を振りながら、足早に帰って行った龍。
「さ、俺らも帰るか!」
ふんわり笑った瑛斗に手を引かれ、バイクまで歩く。
「しっかり捕まってろよー」
季節はめっきり秋らしくなり、下校の時間になると気持ちいい風が吹く。
ずっと乗ってたいくらい、バイクの後ろは気持ち良かった。