スカイブルーの空の下
「瑛斗に、言ってたの?」
「あと決まってないのは美愛だけだなーって。進路のことになると美愛はすごく嫌そうな顔するんだ、って。」
「そうかな…?別にそんなつもりないけど。」
「何かあったのか?」
「何もないよ?」
「美愛?」
向かい合わせに座らされ、真っ直ぐ見つめられると泣きそうになった。
「龍と話してるの聞いたの……ごめんなさい」
「……進路のことか?」
アタシの髪をすくい上げ、耳にかけながら聞いてくる。
コクリと頷いて、瑛斗を見つめ返した。