スカイブルーの空の下
「美愛にもちゃんと話すつもりだった。ごめんな、一番に話すべきだったな」
「ううん、いいの」
「俺が進路決めたのも最近でさ、迷ってたんだよ。そんで山ちゃんに相談したんだ。」
アタシの髪を撫でながら、どこか遠くを見つめてゆっくり話す瑛斗。
「中途半端な気持ちなんだったら進学するなって。本気でそう思ってるなら協力するって。」
中途半端な気持ちだったらやめろって……そんなに大変なことなの?
嫌な汗がジワッと出たのがわかった。
「でも、本気だってことは俺にも分かってるからって言われたんだよ。」