スカイブルーの空の下




「瑛斗っ!」



たまらなく愛しくなって、自分から瑛斗にキスした。




「……………」




瑛斗はカチンと固まったまま動かなくなってしまった。





「……瑛斗?瑛っ……きゃっ!!」




「なあ、そんな可愛いことされたら我慢できねぇんだけど」



ソファーに押し倒され、ボソッと耳元で囁かれれば体温は一気に上昇して。




上に覆い被さっている瑛斗の首に手を回して、




「……いいよ」



と、呟くと驚いた表情に変わった。



初めてだ、と言った日から何ヶ月経ったかな……

夏休み中も瑛斗は、ずっと我慢してくれてて。


何度もチャンスはあったけど、やっぱりなかなか勇気が出なくて……




でも、さっきの瑛斗の言葉で勇気が出た。



瑛斗と1つになりたい。



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