スカイブルーの空の下
それから列は途切れることなく終わる時間までずっと並んでいて。
初日でずっしり疲れが溜まったよ……
「お疲れ様。瑛斗、龍」
「おー。美愛もお疲れさん」
「泣いてないか?」
頬を両手で包んできた瑛斗にドキッとした。
「な、泣くわけないでしょ!!」
「だって美愛、泣き虫だし。なあ?」
「美愛は泣き虫だー」
瑛斗と龍がそう言ってくると、ついむきになってしまう。
アタシ、泣き虫なんかじゃないし…!!
「もうっ!!瑛斗と龍なんて嫌い!!」
笑い混じりに美愛ちゃんごめんねーって言ってくる2人につい笑ってしまって。
「あのー…、酒井美愛さんですよね?」