スカイブルーの空の下




「…………え?」



急に聞こえた声に、思わずまぬけな声が出てしまった。




「酒井美愛さん……?」



「あ、……はい。そうですけど…」



瑛斗と龍を見ると、2人とも眉間にシワを寄せて、険しい顔をしていた。



「美愛に何か用?」



瑛斗が低い声でそう聞くと、



「あ、ちょっと話があるんですけど。美愛さん、お借りしますよ」




「え?、あの、…ちょっと…!」




手を引かれて、連れてこられたのは校舎裏……



「あの…!何なんですか?」



「さっきの、彼氏?」



< 179 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop