スカイブルーの空の下
「…………え?」
急に聞こえた声に、思わずまぬけな声が出てしまった。
「酒井美愛さん……?」
「あ、……はい。そうですけど…」
瑛斗と龍を見ると、2人とも眉間にシワを寄せて、険しい顔をしていた。
「美愛に何か用?」
瑛斗が低い声でそう聞くと、
「あ、ちょっと話があるんですけど。美愛さん、お借りしますよ」
「え?、あの、…ちょっと…!」
手を引かれて、連れてこられたのは校舎裏……
「あの…!何なんですか?」
「さっきの、彼氏?」