スカイブルーの空の下
しゃべりかけても無視……
瑛斗の家に着くまでずーっと無言。
「美愛、おいで」
やっとしゃべった瑛斗にホッとして、隣まで行くと瑛斗の香りに包まれた。
「寒かったか…?ごめんな」
「ううん、大丈夫!」
「なあ、美愛。他の男に着いていくんじゃねぇぞ」
「ごめんね……」
「誰にも触れさせんなよ」
「当たり前じゃん。アタシ、瑛斗しか無理だもん。」
瑛斗の首にキュッと手を回して抱きついた。
アタシは瑛斗しか無理で。
瑛斗以外の人に触れられるのが、どんなに嫌か今日わかった。