スカイブルーの空の下




しゃべりかけても無視……
瑛斗の家に着くまでずーっと無言。




「美愛、おいで」



やっとしゃべった瑛斗にホッとして、隣まで行くと瑛斗の香りに包まれた。




「寒かったか…?ごめんな」



「ううん、大丈夫!」




「なあ、美愛。他の男に着いていくんじゃねぇぞ」



「ごめんね……」



「誰にも触れさせんなよ」




「当たり前じゃん。アタシ、瑛斗しか無理だもん。」



瑛斗の首にキュッと手を回して抱きついた。


アタシは瑛斗しか無理で。
瑛斗以外の人に触れられるのが、どんなに嫌か今日わかった。



< 184 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop