スカイブルーの空の下
「美愛?気にすんなよ!」
龍が小声で話しかけてきた。
頭をポンポンとされると、余計泣いてしまいそうで。
「瑛斗の彼女?」
絵梨さんが急にこっちに話しかけてきて、ビクッとなった。
「美愛ちゃんでしょ?」
「おい。今、美愛は関係ねぇだろ」
「どう?瑛斗に愛されて。……嬉しいでしょうね。」
「帰れよ」
「じゃあね、瑛斗。また連絡するから」
絵梨さんが帰ってホッとしたのも束の間……。
「みーあちゃん!」
タイミングを見計らったかのように昨日のトオルが友達を連れて、また来た。