スカイブルーの空の下
「無理だよ……行けるわけないじゃん……」
「瑛斗に会いたくないか……?」
龍があまりにも悲しそうな顔をして、アタシを見つめていた。
「会いたくないんじゃないよ。でもね、瑛斗には絵梨さんがいるんだから……」
「それは俺だって瑛斗だってわかってるよ……」
「分かってるなら何で……!?好きでも、どうしようもできないって分かってるんでしょ!?」
思わず荒げた声を出してしまったアタシは注目の的だった。
「美愛……」
「アタシたちはお互い忘れなきゃいけないんだよ……好きでも辛いだけじゃん……」