スカイブルーの空の下
ダメだっ。
なんか、全部思い出しちゃった。
そろそろ卒業式、終わったかな?
気付けば、山ちゃんからの電話から時間が経っていた。
― ピーンポーン
家のインターホンが鳴って、滅多に来ない来客に恐る恐る出てみた。
「……はい」
「あ、山口ですー」
「え!?山ちゃん?」
「おー。ちょっと良いか?」
どうしよ……
出てしまったら、体調悪いって言ってたことが嘘ってバレる。。
でも、山ちゃんだし……
いずれ言うつもりだったから、、
山ちゃんには今言おう。
「今出るからちょっと待ってて!」