スカイブルーの空の下
そっと扉を開けて、陰の部分に座った。
青い空を見上げた時、始業を告げるチャイムが聞こえた。
チャイムよりも少し遅れて、制服のポケットの中で携帯が震えた。
メール受信
¨ りゅうりゅう ¨
授業出ないのか~?
昨日何かあった?
龍は同じクラス。
だから、遅刻したりするといつもメールをくれる。
大丈夫だよっ!
心配ありがとう~★
返信すると、すぐにまた龍から返事が来た。
みんな言わないけど、心配してんだぞ~
何かあるなら言えよー
ま、ゆっくり休めな!
涙が溢れ出て、止まらなかった。