スカイブルーの空の下
「……だって、橘くん…」
「なんだよ?」
キラッとミルクティー色の髪が輝いた。
「中学のときは、もっと騒いでたって……。このグループにいてもおかしくないって言ってたもん。」
「……拓か…」
「そんな時があったんなら、尚更教室に来てほしいって思うよっ!!!」
頭をくしゃくしゃって掻いて、空を仰いだ橘くん。
「拓に聞いたんだろ……?」
「……拓も心配してたよ。聞きたくても聞けないこともあるって…」