スカイブルーの空の下
「教室…行くぞ」
すぐに首を横に振った。
今更、行けるわけがない。
ハァとため息が小さく聞こえたあと、
「……俺も行くから」
と、橘くんが言った。
びっくりしすぎて言葉が出なかった。
「…行くか?」
橘くんが行くって言ってくれても、やっぱり気分はのらなくて……。
「何かあったら助けてやるから。」
そんな一言にドキッとしてしまった。
今、絶対顔赤い……
「龍もいるだろ。それに…俺、みんなが怖がる橘様だろ?何もさせねぇよ。」
橘くんの言葉に心拍数は上がるばっかり。