スカイブルーの空の下




「次、屋上行くか?」


橘くんは人差し指を上に向けた。




「え…、でもせっかく橘くん教室来たのに……」



「良いって。最初から頑張りすぎたら疲れんだろ。お前も。」





あんなにムカつく奴だったのに、今はそんな面影は欠片もない。





それからすぐに寝てしまった橘くんだけど、授業をしている山ちゃんは何だか嬉しそうだった。





後ろを向いてピースなんてしてくる龍と、スヤスヤ眠る橘くんを見て、アタシも嬉しくなった。




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