スカイブルーの空の下




龍の危なっかしい運転で、なんとか家まで送ってもらった。




正直、何回か死ぬって思った。
明日からは絶対、龍の後ろは乗らないって心に誓った。




「龍、ありがとねー」




「おぅ!」




「じゃあな、美愛。また明日な~」



そう言ってくれた龍とひーちゃんと祐樹にブンブン手を振って家に入った。




リビングの電気を付けると、机の上にはお決まりの1万円札。


それを乱暴に引き出しにしまうと、ため息が出る。。



「はぁ……」



引き出しの中には既に、大量の1万円札。



使い道がなく貯められた諭吉さんもかわいそうだ。



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