スカイブルーの空の下
でも橘くん、用事って言ってたよね?
スーパーなんかで何してるんだろ……
「……橘くん?」
思い切って声をかけてみると、目を少し大きく開いて驚いた表情を見せた。
「おー。美愛」
そう言った橘くんの手にはお弁当と、お惣菜。
「カレー?」
カゴに視線を移して聞いてきた橘くんに頷いた。
「良いな、カレー。」
「あ、…一緒に食べる?」
言ったあとに恥ずかしくなって、足元に視線を落とした。
「家族と食べんだろ?」