スカイブルーの空の下
しばらく待つと、おばちゃんがいっぱいのスーパーには似合わないでっかいバイクが前に止まった。
「乗れよ。」
少し戸惑ったけど、遠慮がちに後ろに乗った。
「捕まっとけよ。落ちてもほってくから」
「意地悪……」
捕まっとけって言われたって、どこに捕まって良いかわかんないしっ…!!
腰当たりを少しだけ掴んだ。
それを確認したと同時にバイクは動き出した。
細い道も、車の間もスイスイと進んで5分くらいで家に着いた。