君だけに送るエール【短編】
なんか、込み上げてきた。
もやもやした…それは、不快感。
「…いっちゃ」
「お、俺は…諱花に笑って欲しいんだよ…」
口を開いた私だが、震える声で声を発した俊介に思わずそちらに意識が行く。
泣き出しそうな顔の俊介は、挙動不審に足元で目を動かしていたが、堪らなくなったように長谷部に視線を上げ、訴えるように声を上げた。
「好きな子に…っ…笑って欲しいって思って…頑張ってるだけなんだよっっ!!」
………………
え、
「え、」
私の声に反応して我に返った俊介が、
「…あっ」
私を見て見る間に真っ赤になって、
「ええぇっっ!?」
逃げた。
もやもやした…それは、不快感。
「…いっちゃ」
「お、俺は…諱花に笑って欲しいんだよ…」
口を開いた私だが、震える声で声を発した俊介に思わずそちらに意識が行く。
泣き出しそうな顔の俊介は、挙動不審に足元で目を動かしていたが、堪らなくなったように長谷部に視線を上げ、訴えるように声を上げた。
「好きな子に…っ…笑って欲しいって思って…頑張ってるだけなんだよっっ!!」
………………
え、
「え、」
私の声に反応して我に返った俊介が、
「…あっ」
私を見て見る間に真っ赤になって、
「ええぇっっ!?」
逃げた。