君だけに送るエール【短編】
何故か私、林 諱花(ハヤシ イミカ)の事をやたら応援してくる。
別に私は絶世の美少女でも、少しヘマすることはあっても人並み程度であって応援されなきゃ頑張れないほど最強のドジっ子ってわけでもない。
しかし彼の自称"諱花応援長"は高校に入学して間もなく始まったため私達二人はセットで早々に先輩達に覚えられ、高二になった今では知らない後輩達にも声をかけられる始末。
今もすれ違う先生や生徒が「お、今日もやってんなー」とか、「イミカ先輩ふぁいとー(笑)」とか声をかけられてる。
普通の生活を期待するのはもう高一の秋辺りに諦めたけど、やっぱこれってどうなの…!
「よしっ!諱花!
その角曲がればすぐ!」
「わかっ、てっ、る…っ!」
私に先んじて俊介が教室のドアを勢いよく開けるのと同時に始業の鐘が鳴った。
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別に私は絶世の美少女でも、少しヘマすることはあっても人並み程度であって応援されなきゃ頑張れないほど最強のドジっ子ってわけでもない。
しかし彼の自称"諱花応援長"は高校に入学して間もなく始まったため私達二人はセットで早々に先輩達に覚えられ、高二になった今では知らない後輩達にも声をかけられる始末。
今もすれ違う先生や生徒が「お、今日もやってんなー」とか、「イミカ先輩ふぁいとー(笑)」とか声をかけられてる。
普通の生活を期待するのはもう高一の秋辺りに諦めたけど、やっぱこれってどうなの…!
「よしっ!諱花!
その角曲がればすぐ!」
「わかっ、てっ、る…っ!」
私に先んじて俊介が教室のドアを勢いよく開けるのと同時に始業の鐘が鳴った。
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