大嫌いなアイツ


「…ちっ……ふざけんな!!」




あたしは大声で叫んだ。










…つか…


…忘れてた…


駿がいるんだった……














「……おい………





お前……本当に美龍なのか??」




長い沈黙の中…


先に口を開いたのは…駿。





「…ああ…あたしが美龍だよ」


「……お前が…あの!?…」




「…そうだょ…



あたしが…県でNo.1だった…美王組………元総長…………



………美龍だょ……………」












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