大嫌いなアイツ
―――――ガラッ
あたしはドアを開けた。
「「「「……………」」」」
一瞬クラスが静まり返った。
そんな沈黙の中
口を開いたのは…
あかねだった。
「………み………か……??」
なんであたしだって分かるの??
みんなは分からなかった。
なのに…なのに…
あかねは分かってくれた。
「…あかね…隠しててごめん…
あたしね…あたし…」
――――――ブォンブォン
あたしの次の言葉は単車の音で遮られた。
クラスのみんなは窓側に行き外を見た。
「…なぁ…あれ美王組ぢゃね??」
クラスの人の言葉であたしは確信した。
最後の戦いだと。
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