恋愛ごっこ
 月日が経ち、もう1月・・冬休みも、麗菜と舞とりえとゆいで楽しく過ごした。

「おはよー!」
 舞とりえとゆいがいた。
「おはよ!寒いねぇ~」
 あたしたちはいつも通り仲良く話していた。
 えみりは他の子と喋ってるし、まぁいいや・・
 
「さっみぃい~!!!」
 鼻を赤くした森がボストンバックを置くと
 他の男子とじゃれて遊んでいた。
 
 あたしは気づいたんだ。
 ずっと気づかないフリしていたんだけど、もう気づいちゃったんだ。
 あたしは森が好き。
 気になってるんじゃない・・好き。好きなんだ。
 気づけば絶対森の事を見てる。
 たまに目が合う・・すごく嬉しい。
 授業中・・森の事がいっぱいで授業についていけない。
 あたしは森が大好き・・
 
 この事を麗菜や舞たちに話した。
「告りなよ~!」
「え・・恥ずかしいよぅ」
「大丈夫!あたし達が協力してあげるから!ねっ!」
「ありがとう!」
「とりあえずアドレス聞こうよ?」
「・・うん!」
 あたしは森からアドレスを聞く事に。
「ねぇ森~携帯持ってる?」
 実は緊張しまくってるんです今・・
「あ?持ってるけど~」
 やったぁ!!
「アドレス教えて~!」
 よしっ!言えた!
「いいよー」
 やったぁ!!!
「baseball***@*****」
「ありがとう~」
 ・・勇気だしてよかった・・
 麗菜、舞、りえ、ゆい・・ありがとう!!
 心の中で何度もそう呟いた。

「どうだった?」
 りえがうきうきした顔で聞く
「okだったよ♪ありがとう!」
「やったじゃん!!頑張りなよ!」

 そして麗菜とはしゃぎながら帰った。

 
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