森で暮らす人々



どうしようもなく醜い

どうしようもなく弱い

どうしようもない





あの子が死んだ事に私は

悲しみよりも
罪悪感を感じ

悲しみ続ける佳乃に
辛く当たった




佳乃は私にとっていつの間にか
罪を浮き彫りにさせる
それだけの人間になっていた




最後のライブの後


私は別れを告げるつもりだったが
気付けば佳乃を抱きしめて
口づけを交わしていた



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