森で暮らす人々
1月
私は子供を産んだ。
きっと私は何もかも間違っていた
子供と一緒に毒が抜けたように
心がすっきりと晴れ渡った
この子を幸せに育てる事で
絢はきっと私を許してくれるだろう
全部私のためだ。
でもそれも良い様な気がする
私の人生は私以外のものではない
私はたくさん幸せになって
目の届く人にできるだけ優しくしよう
そして年に一度絢に会いに行こう
子供には絢子と名付けた
我ながら安直だ。