Skyblue

「そういえば、お母さんたち明日から沖縄でしょ?」

「そうよ。終わりごろまで向こうに滞在するつもり」

お母さんは、

手を拭きながら

リビングに来た。

「そんなに行くのかよ…」

和人は、呆れている。

まぁ、沖縄は毎年行ってるからね、

嫌になるのも無理ないかも。


「だって~別荘買っちゃったし。やっぱ沖縄の方がお母さん好きなのよね~」


「お父さんは、お母さんと一緒にいれればどこでもいいし」


でたよ。

バカ夫婦。

つーか

お父さん、どんだけ

お母さん好きなわけ。

あり得ないし。


「うわー…相変わらずラブラブ…」

あたしは

呟く。

「これじゃあ、夜の営みも…?」

怪しい笑みを浮かべながら言う

兄ちゃん。

周りの空気が凍る。

「ちょ、兄ちゃん!」

「「和也!」」

和人は、もちろん

兄ちゃんに鋭い視線を向けている。


流南が兄ちゃんの肩をトントンと叩く。

「ん?」

兄ちゃんが振り向く。

「夜の営みってなーに?」


これには

兄ちゃんも

答えられなかった、、、
< 22 / 138 >

この作品をシェア

pagetop