Skyblue
「そういえば、お母さんたち明日から沖縄でしょ?」
「そうよ。終わりごろまで向こうに滞在するつもり」
お母さんは、
手を拭きながら
リビングに来た。
「そんなに行くのかよ…」
和人は、呆れている。
まぁ、沖縄は毎年行ってるからね、
嫌になるのも無理ないかも。
「だって~別荘買っちゃったし。やっぱ沖縄の方がお母さん好きなのよね~」
「お父さんは、お母さんと一緒にいれればどこでもいいし」
でたよ。
バカ夫婦。
つーか
お父さん、どんだけ
お母さん好きなわけ。
あり得ないし。
「うわー…相変わらずラブラブ…」
あたしは
呟く。
「これじゃあ、夜の営みも…?」
怪しい笑みを浮かべながら言う
兄ちゃん。
周りの空気が凍る。
「ちょ、兄ちゃん!」
「「和也!」」
和人は、もちろん
兄ちゃんに鋭い視線を向けている。
流南が兄ちゃんの肩をトントンと叩く。
「ん?」
兄ちゃんが振り向く。
「夜の営みってなーに?」
これには
兄ちゃんも
答えられなかった、、、