Skyblue
お金を払って

小屋に戻った。


「流夏、これ吹ける?」


海が渡してきたのは

楽譜。




「これ…」


「俺の生きる希望…かな?」


「い、きる希望?」


「これ聴いて、生きていこうとか毎日がんばろって思えたんだ。

それに、俺に夢を与えてくれた」


「そっか。分かった、吹いてみるね」


楽譜もまもとに読めないあたし。


でも

海のために

頑張ろうって

思えたんだ。

吹きたいって

思ったんだよね。


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