空に片想い
パッと手術中の文字が消えた。


手術室の中からお医者さんが出てきた。

みんなが一斉に駆け寄って


悲惨な結果を聞いた。


「いやぁぁーッ」

堅斗のお母さんが泣き崩れた。

それを支える堅斗のお父さんがチラッと私を見た。


私の…

私のせいなんだ…


「…ッ、ごめん…なさい」

その瞬間堅斗のお母さんが私を睨んで言った。


「あんたのせいだわ!!あんたのせいで堅斗がぁ~ッ」

「…ッ」

何も…

否定出来ない。
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