空に片想い
「朱裡ッ…」

「りっちゃん…お願いがあるの」

「何?出来る事ならなんでもするから」


りっちゃんはやっと顔を上げて私を見てくれた。

そして私の顔はいつの間にか笑顔になっていた。


「りっちゃん…私の友達でいてください」

「朱裡…うん…うん!!ずっと友達だよ!!」


やっと…

やっと戻れた

「ありがとう…朱裡ッ」

「それは私の台詞だよ」


りっちゃん…

大好きだよ


ずっと ずっと

友達だからね。
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