空に片想い
新学期が始まって3週間が経った。

そして…

地獄が始まった。


「朱裡おはよー」

「あ、りっちゃんおはよ」


カサ...

……?

下靴から上靴に履き替えようとしたその時、上靴の中から小さなメモ用紙が出てきた。

「何?それ…」

「わかんない…上靴に入ってたんだけど…ラブレターかな?(笑)」

「ちょっと、堅斗一筋じゃないのぉ?」

「あはは、冗談…」


私は小さく折りたたんであったメモ用紙を広げた。

そこに書いてあった一言。
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