空に片想い
「朱裡…」

朝のHRが終わって真っ先に来てくれたのはりっちゃんだった。


「朱裡…誰か先生に相談した方が良いと思うよ?」

「別に大丈夫だよ…」


…あれ

なんか目眩が…。

―ガタンッ

「朱裡!?」


私はその場に倒れ込んでしまった。

なんとか意識はある。


「朱裡!!どうしたの!?大丈夫?」

「う…ん」

私はりっちゃんに肩を貸してもらい保健室に行く事にした。


「大丈夫?」

「ごめんねりっちゃん」

「良いよ…」
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